南 明世. 2024. 日本語学習者による日本語文章作成における Chat GPTの活用について. PDF
現在、教育現場での ChatGPTの使用が問題視されており、どのように使用していけばい いのかが問われている。本研究では、実際にレポート作成で ChatGPTを使用した場合、どのように使用しているのかを日本語母語話者と日本語学習者で比較した。その結果、使用方法に個人差はあるものの、従来言われているようなアイディア出し や 、添削 などで ChatGPTが有用であるものの、出たアイディアをどのように取捨選択し深掘りしていくか、ただ添削するだけではなく、いかに日本語のレポートの形式に近づけていくかには前提とする知識が必要であることがわかった。
The current usage of ChatGPT in educational settings has raised concerns, prompting inquiries into how it should be effectively utilized. This study compared the usage of ChatGPT in report writing between native Japanese speakers and Japanese learners. Results revealed individual differences in usage; while ChatGPT proved beneficial for idea generation and corrections, as traditionally suggested, it was noted that knowledge is essential for selecting, elaborating on ideas, and conforming the format of the report to Japanese standards, beyond mere corrections.
Keywords
生成AI, 日本語教育, ライティング教育, レポート作成
AWCT 2024